シニア世代を狙う悪質犯罪は、巧妙化の一途を辿っています。その背景には、孤独で情報収集力に乏しく、警戒感が弱いにもかかわらず、資産や年収は潤沢に持っている、犯罪者に狙われやすい条件が揃っているのだと思います。
その悪質な手口には、オレオレ詐欺、還付金詐欺、架空請求詐欺、高額な健康食品、病気に付け込む効果のない民間療法、元本が返ってこない投資などがありますが、こういった犯罪の被害に遭うということは、資産や年収が潤沢であるという証拠なのです。また、パチンコ、競馬、オンラインカジノといったギャンブルにも持て余す時間と、資産を搾取されているようです。
そうやって搾取された時間と資産は、自分たちが築いてきた物だから何をしようと自由だという理屈も当てはまりますが、年金についていえば、その原資は、今の現役世代から国が搾取している税金と保険料から成り立っています。それを将来の為と言い、目的のない貯金をしたり、ギャンブルなどに散財したり好き放題使っている訳です。言い換えると必要のない時間と使い道のない不必要なお金(死金)を与えているような物ですね。
そもそも、年金の発想は、戦後、日本国民が貧乏から脱却し、高度経済成長とともに右肩上がりの発展を遂げている時代に形成されたものですから、当時は、口ばかり達者で働かない老人をお金を渡すから奥で静かにしていて下さいという厄介払いの発想で、国民全てが、シニア世代を総隠居生活させるために作られたものだと思います。しかし、今はそうは行かなくなったのは、誰もが知る事実です。
さて、話を戻して、シニアを狙う悪質犯罪をどうすべきか?ですが、この状況を放置しておく事について、すべてのシニアが犯罪の犠牲になる訳では無いので、他人事と捉えて良いかといえば、改めた方が良いです。実際に被害に遭われる方の資産を遺産として引き継ぐ権利をお持ちの方、そして毎月、高額な保険料や税金を徴収されている多くの人々、お金をただドブに捨てているどころか、犯罪の資金として還流させている事になる訳ですから。しかし、シニア世代に暇とお金を与えた結果、こういう社会が出来上がってしまった以上、リセットするのも難しいのですが、現状を失敗と考え、これからしっかりと働いてもらい、暇と不労所得を貰う権利は返してもらうべきではないでしょうか。そうすることで、シニア世代の日々の生活に生きがいが生まれ、認知症も減るのでは無いかと思っています。日々家を空けることになりますから、詐欺に遭うことも、強盗に遭うこともありません。勿論、事情により働けなくなった時には、現役世代と同じく障害年金や、遺族年金、生活保護といった制度のお世話になれば良いと思います。まあ、シニアに限った事では無いかもしれませんが、暇と死金を持っていると悪者に狙われてロクな目に遭わないので、早いうちに手放した方が良いんですよ。


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